光源による色ずれについて/補修用タイルの豆知識②

補修用タイルの技術や豆知識

技術と分析と短納期で色を合わせる、補修・改修用タイル、リコートタイルのティーコアです。

今回は光源による色ずれについて。
色は光の反射によって変化する、ツヤは調色の大事なポイントです
色味を合わせる作業において「光源」は重要な要素です。同じ色の補修・改修用タイルでも、ツヤの有り無し、自然光と蛍光灯など、光の反射で見え方が異なるためです。

・光源で濃さが変わって見えてしまうケース。同じくらいの色で色合わせした、Aがマット(ツヤなし)、Bがブライト(ツヤあり)のタイルです。屋外ではAの方が濃く見えますが、逆に屋内ではBの方が濃く見えます。

・光源で色合いが変わって見えてしまうケース。同じくらいの色の釉薬で、AとBはマットの種類(表面の結晶状態がわずかに違う)が違うタイルです。光沢の数値はほぼ同じですが、AはタルクマットでBはカオリンマット。屋外ではほぼ同じ色に見えますが、屋内ではBの方がやや青~青緑に見えます。

色の検証は条件によって目視のみでは正確な判断ができないことがあります。色の知識や色やツヤの数値を理解することで、より正確な判断ができます。
今回は光源による色ずれをピックアップしました。凹凸や段差などの高低差による錯覚も紹介していきたいと思います。

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