計測データの数値(色差)について/補修用タイルの豆知識⑤

補修用タイルの技術や豆知識

技術と分析と短納期で色を合わせる、補修・改修用タイル、リコートタイルのティーコアです。

今回は計測データの数値(色差)について。
当社は補修・改修用タイルの復元の際に色差計・分光計で色を計測し、数値化して色を合わせていきます。
色は、立体で表すことができ、3属性「明度」「色相」(「彩度」)から成り立っています。(色合わせにおいて、彩度は考えない方が理解しやすいです)
この3属性を、「明度」をL値、「色相」をa・b値、(「彩度」をC値)という数値で表すことができます。

そして、ターゲットとなる色のL・a・b値からテストサンプルのL・a・b値を比較した差の数値を、△(デルタ)L・a・b値とE値(総合判定)で表すことができます。

たとえばターゲットからテストサンプルを計測して
ΔL=+1.5
Δa=+0.4
Δb=-0.3
ΔE= 1.6
という計測値が出た場合、作った色では「少し薄く、少し紫ぎみ」ということがわかります。
そこでその数値の逆の、「少し濃く、黄緑」方向になるように釉薬を修正していけばいいということになります。

当社ではこの色差データの数値を使い補修・改修用タイルのサンプルや製品をつくっています。
今回は色差数値データをピックアップしました。

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