技術と分析と短納期で色を合わせる、補修・改修用タイル、リコートタイルのティーコアです。
今回は擬石の種類について。施釉タイルには擬石と呼ばれる添加物が入っているものがあります。
タイル表面上にある黒や白のつぶつぶです。
色や大きさ、粒状、鱗片状、釉面から凹か凸、を目視で判断し、既存タイルに近いものを釉薬に添加して復元していきます。
古いタイルですと、生産中止になってしまっているものもあり代替えになってしまうこともあります。
![](https://tcoa-tile.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/17-擬石2-1024x798.jpg)
釉薬や原料はいちからブレンドしてつくることができますが、擬石はつくることができないため微妙な大きさや色までは復元しきれないことがあります。
同じに見えるように擬石の種類や添加量を調整しますので、ここは職人の腕の見せどころでもあります。
今回は擬石の紹介でした。